
WordPressの容量を節約:メディアライブラリをYourImageShareへ移行
投稿者:Product Team · 2026年10月9日 · 読了目安 1 分
共有サーバーの容量は、気づかないうちにいっぱいになります。数年分のブログ画像、いくつかの動画、さらにWordPressが1枚の画像から作る5〜6個の追加サイズ。ある日ダッシュボードに容量不足の警告が出ます。よくある対処法は、上位プランに変更する、古いメディアを削除する、自分で設定して料金を払うクラウドストレージに移す、のいずれかです。YourImageShare Media Offloadは、もっとシンプルな方法をとる無料のWordPressプラグインです。メディアライブラリをYourImageShareへ移し、そこから配信します。WordPressの使い方は変わりません。
現在、WordPress.orgのプラグインディレクトリで公開中です。ほかのプラグインと同じように、ダッシュボードからインストールできます。
プラグインでできること
設定が終わったら、メディアライブラリ、メディアを追加、ブロックエディター、アイキャッチ画像、ギャラリーは今までどおり使えます。裏側では次のように動きます。
- 新しいアップロードは自動で移行されます。画像や動画をアップロードすると、プラグインがYourImageShareへ送信します。
- アップロードの完了を確認したら、サーバー上のファイルを削除します。元のファイル、WordPressが生成したすべてのサムネイルサイズ、「-scaled」画像の横にWordPressが保持しているフルサイズの元画像が対象です。これが実際に容量を空けるポイントです。
- すべての添付ファイルのURLが、アップロード先のファイルを指します。投稿、アイキャッチ画像、ギャラリー、ブロックエディター、REST APIが対象で、移行前に投稿へ挿入した画像や動画も含まれます。
- アップロードに成功するまでは何も削除しません。失敗した場合、サーバー上のファイルはそのまま残り、理由が通知で表示されます。
すでに使っている容量も空ける
こうしたプラグインを探す方の多くは、メディアライブラリがすでにいっぱいの状態です。新規アップロードだけが対象では、あまり役に立ちません。このプラグインは、既存のライブラリもバックグラウンドで処理できます。設定ページでOffload existing mediaを押してタブを閉じるだけ。WP-CLIならwp yis offload --allを実行します。メディアライブラリの列では、移行済みのファイルとまだサーバーにあるファイルを確認でき、設定ページには節約できた容量の合計が表示されます。
一括処理はAPIの制限(アップロード専用キーで1日2,000件、1分20件)を守って実行されます。上限に達すると自動で一時停止し、制限がリセットされると再開します。そのため、大きなライブラリは完了まで数日かかることがあります。
サイトを重くしない設計
- 小さい表示枠には小さいファイルを使います。サムネイルや一覧にはYourImageShareの280 pxサムネイルを使い、移行した画像には
srcsetが付くので、ギャラリーでフルサイズの写真を読み込むことはありません。 - レイアウトのずれを防ぎます。サーバー上のファイルを削除する前に各画像の実際の幅と高さを記録するので、画像の読み込み中にページが動きません。
- 大きなファイルも安全に扱えます。200 MBまでのファイルに対応し、20 MBを超えるファイルは5 MBずつに分けて送信します。共有サーバーでも、大きな動画がPHPのメモリに収まる必要はありません。
- 画質はそのままです。大きな画像は、WordPressが縮小したコピーではなく元の画像から移行します。
対応形式は、画像がJPEG、PNG、GIF、WebP、AVIF、BMP、TIFF、HEIC/HEIF、動画がMP4、WebM、AVI、MOV、MKV、MPEG、WMV、FLV、3GPです。ブラウザで再生できない動画は、YourImageShareがMP4に変換します。
元に戻せるから安心
移行したファイルには、メディアライブラリと添付ファイルの詳細パネルにRestore to local(ローカルに復元)があります。ファイルをサーバーにダウンロードし直し、WordPressは通常のローカルの添付ファイルとして扱います。1つのファイルでもライブラリ全体でも、気が変わったときに困ることはありません。
5分で設定
- WordPressでプラグイン > 新規追加を開き、YourImageShare Media Offloadを検索して、インストールし有効化します。
- YourImageShareで無料アカウントを作成し、My account > APIを開いてUpload-only keyをコピーします。
- WordPressの管理メニューにあるMedia Offloadを開き、キーを貼り付けて保存します。
- いつもどおりメディアライブラリに何かアップロードして、移行されることを確認します。
- 必要に応じて、Offload existing mediaを押して残りのライブラリを移行します。
キーと訪問者の保護
プラグインが求めるのはメインのAPIキーではなくUpload-only keyです。このキーはアップロードはできますが、アカウント内のファイルの一覧表示や削除はできません。そのため、WordPressが不正アクセスを受けても、アップロード済みのファイルを消される心配はありません。フルAPIキーが必要なのは、WordPressでファイルを削除したときにYourImageShareからも削除したい場合だけです。
移行したファイルは非公開で保存されます。サイト上では表示されますが、YourImageShare上に専用ページは作られず、公開一覧にも載りません。プラグインが送信するのはファイルとその名前だけで、投稿の内容やサイトのユーザー情報は送りません。アクセス解析やトラッキングもありません。訪問者のブラウザがYourImageShareから画像を読み込むため、プラグインはWordPressのプライバシーポリシーガイド(設定 > プライバシー)に案内文の例を追加します。訪問者への告知にお使いください。詳細は、プライバシーポリシーと利用規約のWordPressプラグインの項目をご覧ください。
WordPressとの違い
YourImageShareは、テーマが登録するすべてのサイズではなく、フルサイズのファイルと280 pxのサムネイルの2種類を保持します。そのため、移行した画像にはWordPress通常のサイズ一覧ではなく、2段階のsrcsetが付きます。正方形サムネイルのようなトリミング指定のサイズも、画像本来の縦横比のままになります。多くのブログでは目に見える違いはありません。テーマがトリミング後の正確なサイズに依存している場合は、まず数枚の画像で試し、元の動作がよければRestore to localで戻してください。
通常のバックアップも続けてください。移行するとサーバー上のコピーは削除されます。また、ほかのアップロードと同様に、利用規約に違反するファイルはYourImageShareから削除されることがあります。
もっと詳しく
このプラグインは、ほかの連携機能と同じ無料のアップロードAPIを使っています。メディアの多いサイトを速く保つ方法については、ブログを重くせずに画像をアップロードする方法とサイト用に画像をアップロードする方法もご覧ください。ご質問や機能のご要望は、WordPress.orgのサポートフォーラムまたはお問い合わせフォームからお送りください。